「沙知代は世界にただ一人しかいない」
追悼・野村克也 生前語っていた亡き妻への思い「沙知代は世界にただ一人しかおりません」 | 文春オンライン
「後援会長から呼び出されて、「お前、野球できんようになるぞ。女を取るか野球を取るか、はっきり決めろ」と迫られました。僕は、
『
仕事は世の中にたくさんあるけど、伊東沙知代は世界にただ一人しかおりません』
と答えちゃった。考えていたセリフじゃなくて、本当に正直な気持ちがポッと口から出た。」
「野球を捨てることに、何の迷いもありませんでした。それで昭和52(1977)年に、南海をクビになった。」
別の
インタビュー記事では
「沙知代 七十、八十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返す。そんな生き方がいいんじゃない?
克 也 でも、そのときは俺はいないから。
沙知代 いたっていいですよ。結局、女にとって男は当たりか当たりでないかだし、男から見たら女も当たりかそうでないかですよ。
克 也 男も女次第なら、女も男次第か。
俺たちは両方で大当たり。」
奥様に関わることで所属していた球団を2度も辞めたあとで、
「俺たちは両方で大当たり。」
って言える野村監督もステキだし、いろいろあったけどそれでも夫にそう言ってもらえる沙知代さんもステキ。
きっと、ほかの人には見えないしわからないこともたくさんあって、
お互いに、愛し尽くして、愛され尽くしたらこんなふうになるのかな、と想像しました。
あなたは、どう思う?
沙知代さんと野村監督のご冥福をお祈りします。
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